３年程前、
「 シティ情報くまもと 」という
タウン情報誌の営業社員だった時の話。
街角でお洒落な人に声を掛けて
取材をすると言う企画を担当していた私は
ある日、新市街の角マック付近で
街行く人を物色していた。
しかし、ユニクロやらGUやらと
ファストファッションが流行っている現代では
個性溢れるような
お洒落な人を見つけ出すのが困難で
でも妥協はしたくないと
粘り続けてみたものの
時間だけが過ぎてしまい
猛烈にトイレにいきたくなってしまった。
そのため、
一旦、取材を中止して
最寄りのコンビニに行くことに…
私が立ち寄ったコンビニは
トイレがお店の中に一つしかなく
男子トイレと女子トイレが
混合になっていた
そんなことはさておき
駆け足でそのトイレに向かい
人が並んでないことを確認した私は
急いでトイレのドアを開けた
すると…
20代前半と思しき女性が
便座に座っており
用を足している
なんとも露わな姿が
あるではないか。。
その姿を真横から見ている私…。
実はこの時、
私の思考は混乱していた
どうしてそうなってしまったのか！？？
頭の中がパニックを
起こしてしまっていたからだ
「 男子トイレのドアを開けたよな？ 」
「 いや、でもなんで目の前に女性が？ 」
「 うん、と言うか確かここトイレ一つだったよな…？」
結論がまとまらず動作が停止していたその間、
ドアを開けられたままのトイレの中では
用を足している女性がずっと、
ドアに立っている私に見られたままの状態だった
そうこうしているうちに
女性の方から中腰のままでドアを閉められ
ドアの奥からバックが落ちたような音だけが聞こえた
普通ならドアを開けた人が
間違っていることに気付いた瞬間
ドアを閉めるのかもしれないが
あまりにも予想だにしていなかった光景に
そこで呆然と立ち尽くしてしまい
結果、用を足していた女性が
自らドアを閉めて
そこで私は我に返ったのであった
頭の中を整理すると
要は、
女性が鍵をかけ忘れただけなのだが
普段なかなか遭遇することのない光景に
正常な思考を奪われてしまい
固まってしまっていたのだ。
しかし、
今考えても凄い光景だったなぁと思う
皆様もこんな経験ありますか？
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