俺の親父

俺の親父は元ヤンで

車やバイクに釣りや
酒そして女が大好き

似ている芸能人でいうと

亀田史郎とか
もうホントそっち系の人

顔に生き様が表れているんだよね

昔は悪かったんだろうな〜って

見ればわかる
めっちゃ悪い人やんっ

みたいな(笑)


そんな親父なんだけど

高校時代は
鎮西高校に通い

ある時、
同じ学年の別のクラスにいた

ヤンキーをシメようと
中学時代のツレ(柔道部の主将)と二人で

模擬刀を片手に持って
喧嘩を売りに行ったのだと

そしたらそいつがそれ見て
焦って慌てて逃げてしまい

その際に放り投げた机が
主将の頭に直撃して

何針も縫う羽目になったとか

その流血事故があったため、

本来、学年が上がるごとに
クラス替えがあったのに

親父の代はクラス替えは行われずに
3年間固定にだったとか

ほいで
漫画のような話なんだけど

バレンタインデーには
下駄箱に溢れんばかりのチョコをもらい

それを姉が食べていたとか
(姉より事実確認済み)


高校卒業後は
あの田中角栄の母校である

東京の専門学校へ行って

入学式の際に
自分の前の席に座っていた
「松原龍二」という人が

周りに座っていたヤロー共に
絡まれていたもんだから

不思議に思って
声をかけたんだと

そしたら、
そいつらから

「 お前朝鮮人だろっ!?
  免許証を見せろ        」

と言われて

「 あとで裏門に来い 」

ってことで
呼び出されたと

ほいで
何故かウチの親父が

「 その喧嘩、俺が買うよ 」

となって

たまたま
その日熊本から遊びに来ていた
中学時代のツレであるコータと一緒に

ヤロー共数人をボコボコにしたんだと(笑)

そいつらはボコボコにされながら

「 お前ら関係ないだろっ!?? 」

って言ってたらしい


その一方的な喧嘩の後、


松原さんと仲良くなって
一緒に酒飲みに行ったりしたんだとか


ただ続きがあって…


この喧嘩の1週間後ぐらいに
今度は親父が電車に乗っているときに

目があったとイチャモンつけてきた
朝鮮人の学生に集団でボコボコにされて

這いつくばるように
電車の外に出たと

ほいでその時に感じたのが

「 これが東京か… 」

周りには沢山の人が
いたにも関わらず

見て見ぬ振りをして
誰も助けようとはせず

遠目に見ているだけだったんだと



そんな親父も
今は経営していた会社の規模を小さくし

苦楽を共にした社員には
きっちりとボーナスと退職金をだした後

一人で気ままに
趣味と仕事をやっている


俺の親父がアンタで
本当に良かったと心の底から思うんだけど


叶うなら
今度は親友として

同じ時代を
生きてみたいなぁって考えるよ


若い頃から酒や喫煙もしていたから
先はあまり長くないのかなぁ〜って
いう気もするけど


俺の親父だから
そんな俺の不安をぶっ壊して

その命続く限り

最期の最後まで
人生を謳歌してほしい


「女遊び」の部分だけは似ていた息子より

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